【販売主が語る】Shopify(ショピファイ)とはどんな会社なのか?【株価推移と将来性は?】

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01.Shopifyとはどんな会社なのか?

Shopify とは 株価

ここのところ、よく聞くようになってきた「Shopify」(ショピファイ)という会社について、詳しく知りたい!

そんな方が増えてきているように感じています。
海外ではかなり普及しているサービス名でもありますが、日本では正直まだまだ知名度は低いです。
昨今では「amazonキラー」とも呼ばれ、国内でも特に投資家の方々からShopifyを注目する方が増えています。

そのため、このように思っている方も多いのではないでしょうか?

Q、どんな優位性があって注目されている会社なのか?
Q、amazonと比べて株価はどう動いているのか?
Q、まだまだ認知も不十分な国内でも、今後Shopifyは広がるのか?

この記事では、まだShopifyを詳しく知らない方に、どんな魅力があって注目されているのかを、まとめていきます。

そもそもShopifyとは?
カナダ発祥のEコマース用のプラットフォームサービス名のこと。会社名もShopify社。2019年時点で世界で100万店舗を越え、拡大を続けており、amazonとは異なるサービス形態から「amazonキラー」と呼ばれています。

02. Shopify の優位性とは?

Shopify とは 株価

主な魅力は、次の3点に集約されるかと思います。

①低コスト
②簡単な操作性
③圧倒的に豊富な機能

要は、安くて簡単にたくさんの機能が使えてしまうショップ構築サービス、なんですね。

特に③の優位性が高いです。
それぞれ見ていきましょう。

①低コスト

まず、料金プランとしては、月額29ドルからという安さが売りです。
他にも、79ドル、299ドルの計3プランありますが、個人が開く店舗であれば29ドルで十分に対応できます。

また、他にも決済手数料がかかり、29ドルのプランですと、下記の通りです。

国内クレジットカード決済で、3.4%という安さです。

世界最大のプラットフォームamazon、国内で類似のサービスであるBASE、低コストとして有名で国内プラットフォームとして同じく成長を続けているYahoo!ショッピングと比較してみましょう。

Shopify

こう見ると、Shopifyだと月額コストはかかるものの、決済手数料が破格なのが分かります。

ちなみに、僕はamazonにも出品しているのですが、僕のカテゴリーだと手数料が15%とられていますので、Shopifyの約5倍です・・・比較すると高過ぎます(笑)

②簡単な操作性

HTMLなどのコードが分からなくても、簡単に設定できる仕様になっています。

ざっくりと、オープンまでの流れは下記の通りです。

①店舗情報を入力
②商品を登録
③プライバシーポリシー等の必須ページ準備
④テーマデザインを設定して画像・文章を配置

これで完成です。

特別な知識は必要ありません。
ただ、BASEやSTORES.JPなどと比べると、やれる事が多い分やや複雑な仕様にはなっています。

そのため、大きな優位性があるわけではない部分ではありますね。

Shopifyは、ストアデザインも先進的でおしゃれと言われています。確かに見た感じとてもおしゃれですし、実際世界中のデザイナーが登録しているので、そこから選べるというのは贅沢と思えます。有料のものも含めればテーマ数もかなりの量があります。

③圧倒的に豊富な機能

ここが最大の優位性だと思っています。

Shopifyの豊富な機能を支えるのが「アプリ」です
様々な機能のアプリが開発されていて、ご自身の希望に合わせて導入していきます。

アプリには、無料から有料のものまで幅広く存在しています。

BASEにも同様にアプリで機能追加ができますが、その数は2020年9月時点で確認できただけで80個程度

一方、Shopifyには3000を超えるアプリが存在しています。

そしてできる事が圧倒的に広く、深いんです。

例えば、BASEでもクーポンは発行できますが、現在の状況では商品別のクーポンは発行できません。お店全体のクーポンしか発行できないのです。

一方、Shopifyではもちろん商品別のクーポンは発行できますし、購入してくれた方限定のクーポンなどのターゲティング別のクーポンを発行できたりします。

さらに、僕自身が驚いたアプリの機能例を3つ挙げておきます。

①Usergame
・・・購入してくれた方の中からSNSフォロワー数の多い方を抽出してくれます
②Luckyorange
・・・スマートフォンでどのように店舗を回遊したのか録画が見れます
③opniew products review
・・・amazonで販売している場合には、そのレビューを取り込み反映させられます

他にもまだまだ有力なアプリが揃っているのが、Shopifyなんです。

03. Shopify と amazon の株価推移と今後

Shopify とは 株価

では、会社としてどれくらい勢いがあるのでしょうか。

勢いを示す分かりやすい一つの指標として、株価の推移を見てみましょう。

03-1.Shopifyの株価推移

まずは、長期的な視点で5年間の推移を見てみます。

Shopify 株価推移

ポイントをまとめると下記の感じです。

2015年9月・・・33.9$
2020年9月・・・901$
☞成長率 約26.5倍

5年で、26倍以上は明らかに驚異的な爆上がりです。
これだけでもここ数年で以下に成長を遂げ、注目されてきたかが分かります。

次に、1年だけの期間で直近の動きを見ておきましょう。

Shopify 株価 推移

ポイントをまとめると下記の感じです。

2020年4月・・・346$
2020年9月・・・901$
☞成長率 約2.6倍

このコロナ禍で半年も経たずに、2倍以上もの成長です。

03-2.amazonの株価推移

一方、世界の帝国amazonの株価推移と比較して見てみましょう。

まずは5年推移です。

amazon 株価 推移

ポイントをまとめると下記の感じです。

2015年9月・・・524$
2020年9月・・・2954$
☞成長率 約5.6倍

amazonは5年前の時点でもかなりのポジションを占めて脅威とされていましたが、そこから5倍以上の成長です。

大企業の成長性としては、普通に凄い数字です。

一方、直近を見てみます。

amazon 株価 推移

ポイントをまとめると下記の感じです。

2020年4月・・・1,689$
2020年9月・・・2,954$
☞成長率 1.75倍

amazonもコロナ禍で一気に成長しています。
9月現時点だと2倍には届いていませんが、一時2倍にも到達していました。
どこまで伸び続けるのか、底が知れない勢いが続いています。

03-3. Shopifyの株価は今後どうなるか?

両者を単純に比較することはできません。

しかし、明らかに5年スパンで見ても、直近の推移で見てもShopifyはamazonよりも伸びているこては明らかです。

やはり、圧倒的集客力があるが、ショップの独自性を出せないamazonに抱えていた不満を、ショップの独自性と圧倒的に豊富なマーケティングが可能なShopifyが一気に解消・吸収する事で拡大している流れになっているように感じます。

この流れによって、今後は「量産品ならすぐamazonで、こだわりの商品はShopifyの個別店舗へ」というユーザーの使い分けが加速すると思われます。

問題は、そのこだわりの商品を持った個別店舗が、まだどれだけShopify化していないかですが、僕は世界で見てもまだまだShopifyが開拓できる余地が残っており、だからこそ株価もまだまだ伸びると踏んでいます。

そして、その一つの大きな市場が日本ではないかと見ているんです。

04.Shopify は日本国内でも拡大するか?

Shopify とは 株価

さて、そうなると、今後国内でもShopifyが広がっていくか気になるところかと思います。

結論から言うと、実際に使ってみた僕としては、確実に広がっていくだろうと思っています。

04-1.BASEはSopifyに勝てない

なぜなら、BASEもShopifyも使ってみたからこそ、その両者のレベルの差を感じ、上級者ほどShopifyを使いたくなるだろうと感じたからです。

先にも触れたとおり、現状ではアプリの量と質に圧倒的な差があります。
BASEはアプリ数が80でクーポンも個別に発行できないなどの機能性である一方、Shopifyはアプリ数は3000を超えて、クーポンはお客様に合わせた柔軟な発行ができる、等です。

そのため、今後より大きな売上を上げるためには、柔軟で高度なマーケティングができるShopifyへ移行することが確実に視野に入ってきます。

もちろん国内ではまだまだBASEの方が知名度が上です。
しかし、上級プレイヤーがどんどんShopifyへ流れ出しており、多くのショップがこれから大きな売上を立て始めるのは必然です。

そうなれば、どう見ても目立ちます。
稼げたショップはShopifyを絶賛します。

結果、中小ショップもマネをしようと動き出すのが予想されるのです。

04-2.楽天がShopifyに食われる日

Shopifyは海外では「amazonキラー」として恐れられていますが、僕は個人的に両者は共存共栄していくのではないかと思っています。
なぜなら、お互いの性質が余りに異なる存在だからです。

一方、日本ではその前に確実にやられるであろうと思われるのが楽天市場です。

なぜなら、楽天市場の方がShopifyのビジネスモデルに近い一方で、コストもかかる設定になっているからです。

Shopify

このように見ると、amazonは集客も配送もモールが持ち、モール全体としての品質を保っており、そのためコストが高いような構造をしています。
一方で、楽天市場は、ショップのオリジナリティーをある程度出せるものの、配送も自社持ちです。

このあたりは、Shopifyと類似性が高いのです。

それを踏まえれば、ールの規制がほとんどなく、自由度が高いのにも関わらずコストは低いという点において、Shopifyが破壊するのは、amazonよりも楽天市場が先になる予測が立つのです。

05.まとめ

以上をまとめます。

①Shopifyの優位性は、低コスト・簡単な操作性・圧倒的に豊富な機能にある
②株価推移で見ても、Shopifyの勢いはamazonを超えている
③日本国内では、BASEは機能的に大きく見劣りし、楽天市場も負けかねないほどにShopifyは拡大すると感じている
この先3年で、大きく日本国内の状況は変わっていくと僕は確信しています。
それを見据えた行動を心がけましょう。

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