1.読書を電子書籍にシフトする不安がぬぐえない人へ
最近、ますます進んでいる読書の電子書籍化。
でも、まだまだこんな不安に感じている人も多いのではないでしょうか。
・電子だと本を読んでる感がなくないか?紙の手ざわりがないと不安・・・
・電子だと、人に貸したりできなくないか?
こういった不安は、僕自身、読書を電子化するまでに抱いていたものでした。
そこから、電子書籍を5年以上使っている僕が今分かる範囲でまとめていきます。
2.電子書籍化すると読みにくくならないのか?
結論から言えば、一概には言えません。
なぜなら、電子書籍化で読みにくくなる部分と、逆に読みやすくなる部分があるからです。
確かに紙の本のようにぱらっと開いたり、ぺらぺらめくって開くことはできない意味では読みにくくなります。
気軽に開いて読む、ということはなかなかできません。
一方で、電子書籍だと、こんなことが新たにできるようになります。
・線を引いたところだけを一覧化できる
・チェックしたところを検索できる
・圧倒的に軽い
・バックライトがあれば夜も読める
やはりデータの強みは確実にあって、読書の利便性を高めてくれます。
ちなみに、僕が使っている専用端末のKindle Oasisの重さは188gで、スマホよりも軽いです。
3.紙の本と比べて「本を読んでる感」が弱まらないか?
この不安についても、確かに多少読んでいる感は弱まりますが、問題はないです。
なぜなら、読書用の専用端末を使う事で、紙とは違った「本を読んでる感」をしっかり味わえるからです。
確かに、あの紙の本にある「ページをめくる感覚」は、電子書籍にはありません。
だから、ページをめくる事による「本を読んでる感」というのは残念ながら味わうことはできません。
では、専用端末を使う事で得られる、紙とは違った「本を読んでる感」とは一体どういうことでしょうか?
僕が感じている本質は「異なる沢山の本を同じデバイスで読む」ことにあると感じています。
・いつも同じデバイス
・いつも同じ行間
このように、いつ開いても同じ感覚を感じる体験を重ねることになります。
その結果、専用デバイスに触れるだけで、読みたい本を開いただけで、あー今読書をしているんだという感覚を覚えてきます。
これが紙の本だと、本によってフォントやページの行間、カラーなんかもバラバラで、時には肌に合わず読みにくい・・・なんて感じる事もありませんか?
さらにさらに、読書用の専用端末を使うことのメリットは他にもあります。
・時に電話であり時にLINEであるスマホだと触っただけで「読書感」が出ず、没入し切れない
・ブルーライトカットでスマホよりも目に優しい
基本的に、スマホだと刺激が強すぎて、集中ができないということですね。
機能に特化した端末があるからこそ、読書のゾーンに入っていくような、電子書籍特有の「読んでる感」を味わえるのだと思います。
4.電子書籍だと人に本を貸せなくないか?
最後の、不安が「貸せるかどうか」です。
これについては、その通り、です。
貸せません!!笑
電子書籍を楽しみ初めて5年が経過してなお、ここに少しでも触れるような機能が実装されることはありませんでした。
確かにこれは分かる話で、データである以上、
「貸す」ような機能が実装されれば、買わずともどんどん広まっていくリスクが存在してしまいます。
しかし、それでも不便な要素であることは間違いありません。
特に困るのは、漫画です。
これ、本当に良い!
という時、友達に貸してでも知って欲しい・・・
そんな思いを持ったことがある人も多いことでしょう。
それができない。
なにか、貸す場合は購入者も見れない、7割のページしか見れないなどの制約を課すような設計で、貸すに代わる機能を持てないかと思ってしまいます。
ここまで読んでくださった方の中には、
「やっぱり紙の方が良い部分もあるし、明確に電子が良いとは言えないかもな」
と思った方もいるかもしれません。
そこで、改めて電子書籍の圧倒的なメリットを5つ挙げておきます。
5.紙の本にはない電子書籍5つのメリット
メリットの5つとは、こんな感じです。
②本棚がスッキリシンプルに
③カバンがスッキリ軽くなる
④売切れで入手できない事がない
⑤本が安く手に入る→読みたい放題サービスが使える
特に、スッキリシンプルに暮らしたい僕のような人間にとっては、
もはや不可欠と言えるくらいのメリットだと感じています。
今回は、電子書籍を使うほとんどの人が使っているであろう「Kindle」のサービスを前提にお話ししていきます。
①一覧機能と検索機能で振り返りが効率的に
先にも書きましたが、自分でつけたラインの箇所だけを後でまとめて一覧で確認できます。
そのため、一度読んでも「あれ?どんな内容だっけ?」となったときに、さっと自分が重要と思った箇所だけを拾い読みし、重要なポイントを効率的に復習することができます。
また、日数が経ってから、「あれ?あの単語が出てきたあたりの文章、どこにあったかな?」となった場合に便利なのが「検索機能」です。
覚えてる単語から、該当箇所のページまで一気に特定することができます。
これで容易に引用なども引っ張ってこれます。
②本棚がスッキリシンプルに
読書好きであればあるほど、大変なのが本棚。
もう本棚が足りない・・・
買わないと・・・
けどスペースがもうない・・・
そう思って、本を奥と手前の2段階に置く奥義を使ってごまかしていた時期が僕にもありました。。笑
けれど、電子書籍にすればもうそんな悩みとはおさらばです!
引越しでも圧倒的に楽になりますね。
③カバンがスッキリ軽くなる
本というのは、空いた時間に手軽に読みたいものです。
しかし、本は結構重い。
特に、分厚い大きい本を持ち運ぼうものならば、カバンの中の書類などが折れたりつぶれたりしたことも一度や二度ではありません。
これが、188gの軽さで、しかもかさばらずスッキリに。
カバンが軽いし、カバンやその中身自体への負担もほぼなくなったと感じています♪
④売切れで入手できない事がない
結構な頻度で、人気の本って「売切れ」になりませんか?
SNSやニュースなどで話題になったり、インフルエンサーが宣伝すればすぐに売り切れます。
そんなときに、電子版であれば必ずどんな時でも入手できるのです。
紙の本が売り切れている時に買える時の優越感たるや、ないですよ♪
⑤本が安く手に入る
そもそも単品単位で見ても、電子書籍は紙の本よりも安いんです。
それはそうですよね、印刷にかかる紙やインク代、送料や保管費用がかかっていないのですから。
ただ、本当に勧めたいのはそこではありません。
「Kindle Unlimited」というサービスです。
これは月額980円で、「Kindle Unlimited」に登録されている本であれば読み放題に読めるというサービスです。
キープできる本の数は10冊と制限はありますが、読みたい本ともう読まないだろう本を入れ替えれば良いだけです。
しかも、大したタイトルがないと思ったら、大間違いです。
最新のヒット本こそありませんが、ここ近年でベストセラーになった本などもしっかり読めるようになっているので、とても便利なサービスです。
6.まとめ
さて、以上の内容をまとめてみます。
②人に貸したい・自分ですぐパッと開いて使いたい本は、紙の本に軍配
③ただし電子書籍にしかないメリットの影響力がスゴイので、結果としてはおすすめ

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