皆さんこんにちは!
日本茶スペシャリストのちくわんです。
さて本日は、「お茶に合うお水は何なんだ?」という疑問です。
よくある本には、お茶に合うお水は、日本の風土に合うお水である「軟水」がベストだと書いてあります。
しかし、本当にそうなのかな?と思ったんです。
そんな中出会った本が『お茶の科学』です。
この本の中にはなんと、実は硬水の方が優れたお茶が出来ると指摘されているんです。
今回はその内容を踏まえて、実際に実践して確かめてみた内容をまとめます。
☑『お茶の科学』にある、お茶とお水の関係性に関する記載内容
☑実際に水道水とミネラルウォーターを比較しての違い
1.お茶に合うのは軟水?硬水?大森教授の研究内容から見る
まず、大森教授は大前提として、「水道水でもミネラルウォーターでもおいしく淹れられる」と記述しています。
昔の水道水は、カルキ臭がひどく煮沸などをする必要もあったが今の水道水の質は格段に向上している事が挙げられます。
その上で、どれくらいの硬度がベストなのかを調べています。

2.お茶に合うのは軟水?硬水?実際に味見してみた
今回は、『お茶の科学』の内容を踏まえて、実際に水道水とエビアンのお水を使ってその味の違いを確かめてみます。
もちろん、お水の温度・量・茶葉のグラム数はほぼ一緒にして条件をそろえました。
2種類のお茶を使って、それぞれ水道水・エビアンで淹れ、2人で味をみます。
実際に使ったお茶は、狭山茶と八女茶。Amazonで買ったものです。
水道水かエビアンかは、飲んで感想を聞いた後に、もう一人にお知らせしました。
結果。
一人は、なんと狭山茶も八女茶も水道水の方を美味しいと指摘!
そして、僕はどちらが水道水かは分かっていたのですが、狭山茶に関しては確かに水道水の方が味が濃く感じました。
これは、狭山茶の「苦み」をしっかり感じられたからだと感じました。
エビアンの方は、比較するとスッキリした印象がありました。
次に八女茶。
こちらは、かなり違いをはっきり感じましたね。
エビアンの方が、圧倒的に旨みを感じます。いわゆるお茶の「甘み」ですね。
もう一人は、昔から静岡茶で馴染んでいるので、苦みをしっかり感じるお茶が好みだったんですよ。
なので、味に関しては好みが分かれるとは思いますが、少なくともお水で味の違いがはっきりと出る事は分かりました。
僕としては、八女茶に関しては、ぜひエビアンで飲んでみてほしいですね。
感動的に違いを感じますよ。
3.お茶に合うのは軟水?硬水?まとめ
以上をまとめます。
②検証の結果、お水で味の違いは出るが、美味しいかは好みの問題がある

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