みなさん、こんにちは!
ちくわんです。
皆さん、紅茶って日頃飲む機会ありますか?
ペットボトルでなら飲む事もある、というレベルが一般的でしょうかね?
じゃあ、そもそもその紅茶って、他のお茶と何が違うんでしょう??
今回は、そんな素朴な「紅茶とはそもそも何なの?」という疑問に答える内容をまとめています。
☑紅茶と他のお茶の違いが分かる
☑紅茶の主な産地と製法が分かる
☑紅茶の季節感が分かる
1.紅茶とは?そもそも他のお茶と何が違うのか?
結論から言うと、紅茶は発酵させてつくられる「発酵茶」という特徴が、ほかのお茶との違いです。
例えば、緑茶は「不発酵茶」といって、発酵させないお茶なんです。
さらに、ウーロン茶はというと、「半発酵茶」といって、途中で発酵を止めたお茶を指します。
なので、紅茶は発酵を最も進めたものを指します。
この発酵によって、茶葉が赤く変色し、紅茶独特の香りを放つようになります。
では、長い時間をかけて発酵させれば良い紅茶になるかというと、そういうわけではありません。
発酵時間が長いと、水色(すいしょく)は濃く出るようになりますが、その分香りは弱くなってしまいます。
一方、短くすると、香りは高くなりますが、水色は薄いものになります。
一口に紅茶と言っても、発酵の具合はそのお茶によって様々なんですよね。
2.紅茶とは?どこで生産されて、どう作られてるの?
紅茶の産地で、まず覚えておかなければいけないのは、いわゆる「世界三大紅茶」ですね。
インドのダージリン、中国のキームン、スリランカ(セイロン)のウバです。
さらに、ここにインドのアッサムを加えて「世界四大紅茶」と呼ぶこともあります。
近年では、他の産地として、ケニア・タンザニア・インドネシア・トルコなどでも栽培が進んでいますね。
このように、世界各国で作れる紅茶は、お茶の生産で70%を占めていると言われています。
日本にいるとつい緑茶が多いイメージになりがちですが、世界規模で見れば日本の緑茶はまだまだ少数派なんですよね。
また、味に影響を与える意味で、製法も頭に入れておきましょう。
大きく2種類あります。
昔より行われていた「オーソドックス製法」は、リーフの形状をそのまま残すことが大半です。
一方で、最近主流の製法が「CTC製法」(アンオーソドックス製法)といい、茶葉をカッティングしながら丸めていく製法になります。短時間で大量に作れ、かつ味が濃くなる傾向があり、ティーバッグなどによく使われています。
後者の方が味が濃く、渋みも出やすいため、ミルクティーとして合わせるのに適しているとも言われていますね。
3.紅茶とは?季節による味の違いはあるの?
紅茶の季節によって、同じ茶葉でも味が大きく変わってきます。
今回は、紅茶の代表格であるダージリンを例にとりながら、説明していきますね。
収穫時期で分けた場合、3つに分けられます。
①3~4月
②5~6月
③10~11月
①は緑茶で言えば、新茶である一番茶の時期に当たります。
この時期の紅茶を「ファーストフラッシュ」といいます。
水色は薄めの褐色で、「マスカットフレーバー」と言われる爽やかな香りが特徴です。
渋みは少なめで飲みやすいです。
次に、②は緑茶で言えば二番茶ですね。しかし、扱いはだいぶ異なります。
「セカンドフラッシュ」と呼ばれており、色味の褐色が強まり、カテキン含有量も増えるため、渋みも感じられるコクのある味わいになります。このバランスの良さから「メイ・ジューンダージリンティー」としてダージリンの最高級品と位置付けられています。
別名。「紅茶のシャンパン」などと呼ばれています。
最後に、③は「オータムナル」と呼ばれ、日本の秋番茶の時期に該当します。
茶葉の厚みもしっかりしていて、渋みや味の濃さがより強まっていますので、ミルクティーとしてミルクを入れて飲むことが多い種類になりますね。
それぞれの季節品を味わうと、季節の移ろいをお茶から感じることが出来て、楽しいですね。
4.紅茶とは?まとめ
紅茶の基本的なポイントを説明してきました。
改めて最後にまとめておきます。
☑紅茶は主に「世界三大産地」で作られ、近年ではCTC製法が主流となっている
☑紅茶は大きく3つの収穫時期毎に分類上の名前が付けられ、ダージリンの「セカンドフラッシュ」は「紅茶のシャンパン」と呼ばれている

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