緑茶の葉と茎の違いを知る【お茶の旨みは茎から】

茎茶 緑茶

常滑焼 急須

皆さん、こんにちは!

ちくわんです!

今回は、緑茶は緑茶でも、きっとあまり馴染みのある人が少ない「茎茶」について、
まとめていきます。

「棒茶」なんて呼び方もしますね。

恐らくですが、茎茶って、わざわざ買おうと思う人、あんまりいないんですよね。

今日はそんな人に向けて、まとめます。

☑茎茶ってどんなメリットがあるのかわかる!
☑茎茶の相場感を知れる!
☑茎茶の実際の商品を知れる!

では、さっそく見てみましょう。

1.緑茶の旨みは、茎のが多い

茎茶

結論からいうと、実は茎茶の方が、茶葉のお茶よりも旨みが多いんです。

チャそのものに含まれるアミノ酸の約50%を占める「テアニン」という成分が、茎に多いんですね。
そのため、旨みだけで選ぶならば、茎茶の方がおいしいお茶と言えます。

ただし、もちろんお茶は単純な旨みだけで、そのおいしさが決まるわけではありません。
いわゆる「濃いお茶」かどうか、でみれば茶葉の方がしっかりはっきりした味が出ます。

なので、一概にどちらがおいしいとは言えませんが、「旨み」でみれば茎茶の方が上回っているという事実は、それだけで多くの皆さんにとって驚きではないでしょうか?

お茶の渋みや苦みが苦手、という方にはむしろ、茎茶は飲みやすくて美味しいお茶だと思います。

茎茶はこういった特性から、水出しにとっても合うお茶だと思っています。水出しは、カフェインや渋みが出にくく、逆にお茶の旨みや甘みを出してくれます。そのため、旨みが豊富な茎茶は、その旨みをダイレクトにすっきりと味わうことができます。おすすめですよー。

2.緑茶としての価格は、茎より葉のが高い

茎茶

一方で、価格で見れば、茶葉の方が高いです。

一般的な茶葉の相場は100gで800~1000円くらいでしょうか。
それに比べて、茎茶の場合は100g500円くらいが相場です。

お茶のニーズで言えば、当然茶葉の方が多いため、茎になっただけで相場が下がるのです。
一般的に、茎だけのお茶って、「残り物でできたお茶?」という印象を受けてしまいますよね。

でも、とんでもない。

旨みがしっかり詰まった素敵な部分。なのに、安い。

コストパフォーマンスとしては、かなり優秀です。

おおよそ、オーソドックスな1000円くらいの価格で普通に美味しい茶葉タイプが⇊

\普通に美味しい、茶葉のお茶・知覧茶!/

一方で、標準的な500円程度の茎茶がこちら⇊

\Amazonでも古くから地味に人気の茎茶!/

3.茎茶という緑茶種類

茎茶

茎茶には、棒茶の他にも実は別名がいくつかあります。

1)白折(しらおれ)

福岡、九州地方だと、茎茶のことを「白折」という名前で、よく知られているようです。
ちょっと良いものに使うことが多いんだとか。

\嬉野茶の白折!高評価の一品/

2)雁ヶ音(かりがね)

また、京都では「かりがね」と呼ぶことが多いようです。
かりがねの名前がつくと、値段が少し上がる傾向がありますね。
一般的には、高級な煎茶の茎が使われることが多いです。

\比較的リーズナブルな雁がね!/

3)玉露かりがね
茎茶で最も高価な部類に入るお茶ですね。
玉露を作る際に茶葉を取って残った、茎部分で作られる茎茶。

玉露の風味が楽しめ、旨みが豊富にもかかわらず、玉露よりもリーズナブルというお得なお茶ですね。

これを知っている人は、かなりのお茶通です^^

\ちょっと高級!プチ贅沢な上品さを楽しめる玉露かりがね/

4.茎茶のまとめ

ということで、まとめます。

☑茎茶の方が、旨み成分であるテアニンが多い!
☑茎茶の方が、リーズナブルな傾向がある!
☑「かりがね」「しらおれ」など、地域によって、呼び方は様々!
ぜひ、機会があったら茎茶と普通のお茶を比較して味わってみてください!
 
本日は以上です!
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