日本茶の現実をまとめてみました
本日もご訪問、ありがとうございます。
ちくわ男です。
本日は、こんなご指摘を受けました。

実際に、日本のお茶が停滞してるって、本当??
ということで、実際のデータを見てみよう!
となりまして、今回は簡単に農水省のデータを
要点を絞ってまとめてみました!
生産側の現状
今回、最新のデータとしてみることができたのが、
平成28年時点のものです。
まずは、産地の状況から見てみます。

生産量の推移自体は、平成13年と変わらないが、作付け面積自体は年々減少中。生産効率が上がっていることは良いことですね。
では、具体的に産地別の状況を見てみましょう。
主要産地の面積自体は、どんどん拡大しています!
しかし・・・
実際の農家数を見てみますと、、、

激減。15年前から、半分以下に減っています。
15年で、40%に。どの産地も減少しています。
消費者側の現状
一方で、消費者側の状況の変化を見てみます。
まず、そもそものドリンクの中で、
緑茶の状況を見てましょう。

平成17年まで上がってそこから横ばい。ちなみに、炭酸飲料がめちゃくちゃ伸びていて、紅茶も横ばい。ウーロン茶が衰退傾向です。
では、緑茶に絞って深堀りしてみます。
緑茶の種類別の価格の状況はと言いますと・・・

二・三番茶が一度ぐっと上がったものの、全体的に値下がりが続いています。
とりわけ、一番茶の下落が大きいです。上級なお茶ほど売れない現状です。
では、実際にリーフ(茶葉)の消費状況を
見てみましょう。

こちらは15年前と比べて、7割まで落ちてきています。確実に、上質な良いお茶が家庭で飲まれなくなっているのが分かります。
以上をまとめますと、
産地側では、大規模な農家が頑張って生産してくださっているものの、
年々、農家数・面積は縮小傾向が続いています。
一方、
消費者側では、ペットボトルの消費量でこそ支えられてはいますが、
リーフの茶葉、もっと言えば上質な一番茶の消費はどんどんされなくなっています。
すなわち、
消費が減っているから、農家がすり減っている。
この現状を変えない限り、
日本のお茶業界に未来はありません。
本日は以上!!!!!!
コメント