伊藤園健康フォーラム「お茶で人生100年時代を豊かに生きる知恵」(後半)

伊藤園 フォーラム お茶イベント

常滑焼 急須

みなさんこんにちは!
お茶活動家のちくわん(@ryounokanousei)です。

さて、今回も昨日の続きで、伊藤園の健康フォーラム内容後半をお届けします!

この記事のメリットは以下の通りです。

☑フォーラムに参加しなかった人も、講演の重要ポイントを抑えることができる
☑お茶に関する最新の研究を知ることができる
☑健康寿命を延ばす知見を深めることができる
では、早速見ていきましょう!
 
※前半はこちら⇊
伊藤園健康フォーラム「お茶で人生100年時代を豊かに生きる知恵」(前半)
2019年5月に開催された伊藤園の健康フォーラムの内容をご存知ですか?この記事ではフォーラム中の講演内容を前後半にわけたうち、前半を簡潔にまとめています。ぜひご一読ください。

1.第一部-② 「茶道の先生はなぜ若々しいのか 」から

伊藤園 フォーラム

-理化学研究所 片岡陽介さん-

元医者だった片岡さんは、今では脳科学者。

そんな片岡さんのお話は、とても刺激的でした。

まとめると、大きく4つのポイントになります。

☑分かってきた生活習慣病に対し、実際の生活で継続できる対策行動の難しさ
☑緑茶のテアニンに、脳機能の保護効果が確認できた
☑緑茶成分テアニンとカテキンが出来る背景を知れば理解できる
☑人生をクリエイトしていく意識が、脳を活性化させ若々しくする
特に、最後のお話は、僕にとっても納得の内容でした^^

2.生活習慣病は、原因が分かっても対策行動が難しくなる一方。

    

まず、現代の課題として挙がったのが、

健康寿命と平均寿命との差が縮まらない問題

がありました。

日本含めて、全世界で共通なのが、寿命は徐々に延びつつも、健康でなくなってから亡くなるまでの間の期間が縮まらないという点です。

伊藤園 フォーラム

ここで問題になるのが、生活習慣病。

 

やはり、高齢者の病の多くが、生活習慣病から来ているものも多いことから、お話はそこにフォーカスします。

その中で深堀りがあったのが、歯磨き。

研究によると、
1日1回も歯磨きしないと、生活習慣病になるリスクが1.7倍になる!!
との驚きの研究が。

歯周病ができると、その炎症性成分を血管に流れてしまうようです。

実際、アルツハイマーの患者さんの解剖時、脳の中からその炎症成分が発見されたりしているそうで、歯周病のリスクは非常に高いと指摘されていました。

ただし、現代が難しいのは、生活パターンも環境も多様になりすぎて、単純な「歯磨きしてください」ができない状況にある人も増えているそうです。

悩ましい悩ましい問題とのこと。。難しいです。。

3.緑茶が、脳の機能を保護していることが判明したよ!

伊藤園 フォーラム

さて、緑茶の研究も見てみましょう。

2つの事例があります。

☑緑茶の抗酸化で疲労回復効果と運動機能UP!
☑緑茶が脳卒中リスクを低下させる!

まず、緑茶が持つエピガロカテキンの抗酸化作用が直接作用した実験結果です。

伊藤園 フォーラム

言語化します⇊※マウスを水の中に入れてしまうという実験…

エピガロカテキンが投与されていないマウス⇒5日間で疲労感マックスで…死亡
エピガロカテキンが投与されたマウス⇒途中で回復が見られる

恐るべし!エピガロカテキン!!抗酸化作用がここまですごいとは思いませんでした。。

他の研究でも、疲労感や倦怠感が、あきらかに寿命と相関がみられるものがあるようで、
抗酸化作用を持つ食品を取る必要がとってもとっても重要なんですね。。


そして2つめも、結構えぐい実験です!笑

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また言語化します⇊※マウスの脳に血液を一定時間行かないようにする実験…

テアニンが投与されていないマウス⇒海場周辺の血性細胞が死滅…
テアニンが投与されたマウス⇒海場周辺の血性細胞が死滅しない!

つまり、テアニンが脳の細胞を保護する作用がある!ということです!
しかも、脳卒中になってからのテアニン投与では、効果が得られなかったようです…

日頃から取っていくことが重要なんだと分かりました。

4.お茶の葉が、テアニンとカテキンを産み出すわけとは

伊藤園 フォーラム

さて、今出てきたカテキンテアニン

抗酸化のカテキンは、味で言えば渋み系
※カテキンでも種類があって、エピガロカテキンは少し渋みは弱いのですが。

脳細胞の再生作用のあるテアニンは、旨み・甘み系

実は、これは茶葉によって成分の多い少ないがあります。

カテキンが多いのは、紫外線を多く浴びた茶葉。
紫外線から身を守ろうと、カテキンを多く生成します。
高温のお茶でもよく出ます。
番茶などに、多く含まれますね。

一方で、テアニンは逆に日を遮った茶葉から多く生成されます。
玉露がその典型ですし、新茶にも多く含まれます。
生命力があふれる茶葉から多く生まれますね。
低温のお茶にも多く出ます。

成分から、お茶の種類やお茶の温度を意識してみても良いかもせんね!

5.脳を活性化させるためにも、自分の人生をクリエイトせよ!

 

伊藤園 フォーラム

さて、僕が一番感動したのがこちらのお話です。
結論から行きます。

今の日本人に一番足りないのは、自分の人生をクリエイトする意識だ

これです。

今の日本人は、20歳前後で「どんどんできることが増えていく」という一端の活力ピークを迎えた後、おおむね60歳前後まで自分の意志を抑えながら生きる、低調活力状態に。
これが脳に与えるストレスが、老後の問題を産んでるのではないか。

そんな主張なんです。

健康寿命を延ばすには、結局は「活力」。
心身を保つには、意欲的に生きていけるか。

セロトニンが分泌されるような、自己達成感を得られる人生設計を若いうちから意識することが、老後の脳にも影響する。

そう感じましたよ!

ー脳を若く保つ秘訣に、五感を意識することー
全身の感覚を意識して使うことで、脳の色んな部分を刺激できるんだとか。
具体的には、
・料理のマルチタスク(同時に色んな料理作ること!)
・会話が重要
・写真じゃなくて本物を見に行く・触れに行く
なんてことが推奨されていました。

第二部以降と伊藤園健康フォーラムのまとめ

ということでまとめます。

ちくわん
ちくわん

☑緑茶のカテキンとテアニンは健康寿命に寄与することが分かったよ!
☑カテキンは紫外線から守るため、テアニンは若々しいパワーから!
☑人生をクリエイトする意識を持つことが、結果健康寿命を延ばすよ!

他にも、フォーラムでは色々な体験コーナーなんかもあって、無料の講演なのにめっちゃ楽しめました!また来年あたりやると思うので、要チェック♪

では、本日は以上!

ごゆるりと~☆

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