伊藤園健康フォーラム「お茶で人生100年時代を豊かに生きる知恵」(前半)

伊藤園 健康フォーラム お茶イベント

常滑焼 急須

皆さんこんにちは!

お茶活動家のちくわん(@ryounokanousei)です!^^

さて本日は、本日参加してきたばかりの伊藤園健康フォーラム

「お茶で人生100年時代を豊かに生きる知恵」

について、学びになったポイントをまとめていきたいと思います。

この記事を読むことで、こんなメリットが得られます。

☑フォーラムに参加したかった人が、大切なポイントを抑えることができる
☑お茶に関する最新の研究を知ることができる
☑健康寿命を延ばす知見を深めることができる
 読者の方皆さんに関わるこれからの生き方に関係する貴重なお話でしたので、
ぜひ読んでみてください♪

ご挨拶 伊藤園の研究で分かった和食とお茶のマッチング

健康 伊藤園

-伊藤園中央研究所の衣笠仁所長-

衣笠さんからのお話は、伊藤園の研究内容の紹介といった感じ。
その中で、面白かったポイントは、この3つです。

☑おいしさを科学する⇒最近では緑茶と和食で、うまみが増大することが判明
☑健康を科学する⇒お茶に含まれるテアニンが、認知症機能改善効果ある可能性
☑海外のIT企業でクリエイティブサポートドリンクとして、導入が進んでいる

研究所では、おいしさを科学的に解明していくチャレンジの中で、
最近判明した事例として、
緑茶と和食の組み合わせが、旨みを増大させている
という事実を解明させた事例が挙がっていました。

お茶だけや出汁だけと比べて、お茶のうま味のグルタミン酸だし汁のイノシン酸が口の中で合わさると、旨みが増大するのだそう。

和食にお茶が合う、一つの背景なんですね。

また、健康軸の研究では、今まさに進めている研究が、

テアニンが多く含まれる緑茶で、認知症機能改善効果する

という研究。

伊藤園 フォーラム
認知症を軽度に患った患者さん7か月間継続してテアニンを摂取してもらったところ、
認知テスト結果が改善したという事例が出ているそうです。

現在、抹茶でその改善効果があるかどうか調べていて、
成功すれば健康保険用食品としての販売につなげる可能性があるそうです。

楽しみですね!

そして、最後は目を海外へ。
海外では、IT社中心にした企業で、今緑茶をクリエイティブサポートドリンクとして導入するじれいが増えているそうです。

特に、Google社は福利厚生で無償提供するなど、積極的に導入を加速させていて、
海外への輸出量が年々増えているんだとか。

僕はここから、緑茶の新しいブランドイメージができる可能性を感じて感動したのです。
これまでの日本での緑茶のイメージは、

古くて落ち着く、健康的な飲み物

が一般的で、少しだけ

モダンに改善し、シンプルライフのドリンクにも

というイメージが広がってきたところかなと感じています。

ここからさらに、「クリエイティブサポートドリンク」として創造性を刺激する方向性での進化を遂げられる可能性がある。
そんな風に感じました。

第一部-① 健康寿命を延ばすには 

伊藤園 健康フォーラム

-東大名誉教授 阿部啓子-

東大の農学生命科学の阿部先生からは、健康寿命を延ばすための考え方や、最新の研究の数々をお話頂きました。

その中でも印象的だったものを3つだけまとめます。

☑半健康というステージから、正常に戻す意識の重要性
☑緑茶や玄米が持つ新たな健康作用が判明
☑ITが健康寿命を延ばすための食選択を個々に最適化してくれる未来へ

阿部先生が新たに指摘する概念として、健康体と病気状態の間の身体状態を

半健康(未病)

として考える点です。

この考えを導入すると、
健康 ①⇒ 半健康 ②⇒ 病気
のうち、医者が担当するのは②の部分。

病気状態を前提に考え始める。

けれども、それで薬が増えたり、負担が増えたりするのは愚の骨頂。
むしろ、①のプロセスを意識した取り組みや考え方の研究を深めるべきだとの主張ですね。
予防医学、とも言えるかもしれません。

半健康状態かどうか、という自覚的なチェックを僕も行って、病気にそもそもならない意識を高めないとなと痛感しました。


さて次に、食品に関する健康への作用を、研究した結果の共有です。

1)認知機能改善に、緑茶が効果を発揮!リスクが1/3に!
金沢大学の研究。2007年から実施。毎日1杯以上飲む人は、そうではない人に比べて、認知機能低下が約1/3に抑えられた。

2)玄米が持つ副次的な効果で異常食を正常化させる
玄米がもつγ(ガンマ)オリザノールは、依存症など食の異常性を正常化することが判明。小脳体が正常化するためで、肥満食・アルコール依存などに効果。
緑茶で認知症予防になるなら、これほど嬉しい事はないです。
また、玄米がまさか糖質抑制以外に、依存食を防止してくれる効果があるとは思いませんでした。
伊藤園 フォーラム

そして、最後の未来に向けた研究の考え方が刺激的です。
それがこれ。

自分が食べたものの結果が科学的に算出され、AIであなたが次にどのような食品を食べるべきかが簡単に分かるシステム構築を目指す

との考え方。

これにはより一層食品が身体に及ぼす影響を科学的に算出できるようにする研究努力が必要としつつ、一人一人が自分にあった生体マーカーを持つことが病気にならないために最も効果的だとして、開発に意欲を見せていました。

現在、どの国でも健康寿命と平均寿命の差には8~10年あって、この期間はいわゆる要介護状態。
この健康寿命と平均寿命の期間を縮めるためにも、開発を努力したいとの言葉が印象的でした。

【前半】伊藤園健康フォーラムまとめ

ここまでで、いったん締めますね。

☑緑茶は和食との相性が良いのは、旨みが増えるがためだった
☑緑茶は、認知機能改善に効果があることが証明され始めてる
☑近い将来、AIで個々に最適化された食品が分かる仕組みを目指す動きあり
まだまだあるので、後半としてまたまとめますね!
 
本日は以上!
 
では、ごゆるりと。
 
伊藤園健康フォーラム「お茶で人生100年時代を豊かに生きる知恵」(後半)
2019年5月に開催された伊藤園の健康フォーラムの内容をご存知ですか?この記事ではフォーラム中の講演内容を前後半にわけたうち、後半を簡潔にまとめています。ぜひご一読ください。

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