みなさんこんにちは!
お茶活動家のちくわん(@ryounokanousei)です^^
さて、本日はお茶を普段から淹れる方・淹れるようになった方にむけて、
美味しいお茶の淹れ方
をご紹介しようと思います!
この記事は、以下のようなお悩みをお持ちの方に参考になるはずです。
☑違いを感じた事がないけれど、結局淹れ方で味って変わるの?
☑使う茶葉によって淹れ方は変わるの?
1.ちくわん流!お茶の美味しい淹れ方【基本編】
まずは、僕が基本としている淹れ方をご紹介します。
1)深蒸しの茶葉は7g(小スプーン2杯)
2)熱湯は、一旦湯呑に注いでから急須へ注ぐ
3)40秒で抽出する
4)注いでは返し注いでは返し、最後の一滴まで注いでいく
1)深蒸しの茶葉は7g(小スプーン2杯)
まず、7gは急須がほぼ満水になる330ml程度の場合で想定。
量にして、2人分というところ。
できれば毎回測るのがベストですが、面倒な場合は、写真のような小さなスプーンで山盛り2杯!
と考えておきましょう。
※ただし、浅蒸しの茶葉などの場合は同じスプーン山盛りでも、深蒸しの重さよりも軽くなりますので注意。
2)熱湯は、一旦湯呑に注いでから急須へ注ぐ
沸いたお湯は一旦湯呑に注いでから、急須に注ぎましょう。
お茶の味は、熱によって茶葉の細胞が破壊されて、中の成分が出てくることによって生まれます。
この熱が重要で、熱が高すぎると苦味やカフェインが強まり、旨みや甘味が減ってしまいます。そのため、バランスの良い味を出すためには、温度は意識しないと、せっかくのお茶の美味しさを半減させてしまうんです。
最後は注ぎきる。最後の数滴が濃いエスプレッソです。
3)40秒で抽出する
基本の抽出時間は40秒にしています。
これは好みがあるかもしれませんが、僕は40秒が基本で固まりました。
長いほど、味は出ますが渋みなどが出るリスクも高まります。
短いと、味が薄くなります。適度なバランスが大切。
4)注いでは返し注いでは返し、注いでいく
抽出を終えたら、そのまま一気に湯呑みに注ぐのではなく、
注いでは急須を返し、注いでは返しを繰り返すように注いでいくのが◎。
最初の薄く出てくる分と、最後の方の濃く出てくる分が混ざり合い、丁度良い風味になっていきます。
具体的なポイントなどは、動画も含めて下記の記事にまとめていますので、参照ください。

2.ちくわん流!お茶の美味しい淹れ方【応用編】
さて、次は応用編。
さらにお茶を美味しく淹れたいと考える方に、ぜひ押さえておいていただきたい点です。
1-1.重視する味によって、温度と時間を変える
温度と時間で味が決まる仕組みを総合して理解しましょう。
時間は、長い方が濃く出ますが渋くなるリスクを高めます。
温度は、高い方が苦みやカフェインが出やすくなります。
なので、渋めのお茶を飲みたいなら、80度で長く1分などで出す。
一方で、少し旨みを強めたいなら、70度で1分などで出す。
旨みを強めたい場合、温度を下げて、抽出時間を伸ばしましょう!
全然味が変わる事が分かるはずですよ(^^)

淹れる茶葉によって、その個性べ―スで考えるのも大切です!
例えば、ちょっとお高い浅蒸し茶葉は、旨みが特徴となることが多いので、低温・長めで淹れるなど!
茶葉の個性や飲む人の好みに合わせてお茶を淹れられると、幸せです!
2-2.お水にこだわる
お茶に合うのは軟水。
・・・と言われてきました。
しかし、大森教授の著書『お茶の科学』によると、ある程度の硬度があった方が旨みが感じられるお茶ができることが分かりました。
水道水よりも、硬水の方が旨みが増しているのが分かります。
しかし、コントレックスまでいくと逆に味が落ちるようで、エヴィアンレベルまでが良さそう。
南アルプスの天然水 | クリスタルガイザー | ボルヴィック | エヴィアン | コントレックス | |
硬度(/L) | 約30 | 38 | 60 | 304 | 1468 |
とはいえ、毎日ミネラルウォーターを使うのも難しい。
同じ水道水でも、浄水器を使うだけでも味は変わります。
なにより浄水器を導入してから、その凄さを感じる日々です。
紹介した記事も書いたので、ぜひそのパワーを見てほしいです⇊

2-3.二煎目の淹れ方
二煎目は、熱湯で淹れても構いません。
一煎目で旨みはかなり出てしまって、逆に渋みはまだ出きらず残っています。
そのため、二煎目以降は茶葉特有の渋みや苦みを楽しむことを念頭に淹れましょう。
高温なので、抽出時間も30秒ほどで短めでも大丈夫です。
3.これだけは絶対ダメ!お茶をまずくする淹れ方
逆に、結構やってる方もいるけれど、これだけはやってほしくない事をご紹介します。
3-1.熱湯を急須にジャー!っと注ぐ!
先にも紹介した内容と被りますが、熱湯をそのまま注ぐことだけはやめましょう。
緑茶の楽しみ方として大きいのは、「旨みを楽しむこと」。
他のお茶の比べて旨みを楽しめるのが緑茶の楽しみなんです。
熱湯で淹れてしまうと、その旨みを感じにくくなってしまいます。
良い茶葉であればあるほど、本当にもったいないので注意しましょう。
3-2.お茶を出し切らない
こちらも簡単に上記で触れましたが、最後の一滴まで注ぐことの意味。
これは、単に目の前のおいしいお茶を淹れるためだけのものではありません。
実は、きちんと1煎目でお湯を出し切っておかないと、急須の中でお茶の成分が出続けます。
ずーっと抽出がされてる=ずっと苦みが出続ける。
美味しくなくなっちゃうんですよね。
なので、二煎目のためにもしっかり出し切りましょうね。
3-3.茶葉を輪ゴム止めなど、状態良く保管していない
最後は、茶葉の保管方法です。
茶葉の特性として、脱臭効果が強いんです。
匂いを吸収しちゃうんですよね。
加えて、酸化します。
輪ゴム保管などは辞めて、しっかり茶筒などで保管して酸化をしないようにさせましょう。
ちなみに、僕が販売している茶筒をちょっぴり宣伝。
錫(スズ)の効果で劣化を防ぐとされてます。
僕も愛用していておすすめですよ^^
\ちくわんおすすめ!友禅紙を使った和モダン茶筒/
4.ちくわん流美味しいお茶の淹れ方まとめ
ということで、簡単に一番言いたいPOINTをまとめますね。
2)そこから使う茶葉や相手の好みによって、温度や時間を調整する
3)とにかく、熱湯だけは止めて!
これだけ意識するだけでも、これまでのお茶の味が変わることと思います。
ぜひ試してみてくださいね♪
本日は以上!
ではごゆるりと~。
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