みなさんこんにちは!
お茶活動家ちくわん(@ryounokanousei)です!
本日は、お茶の生産地として、年々注目されている場所についてまとめます!
令和になってから発表された農水省のデータ等を使って最新情報を集めてみました。
この記事を読むことで、
☑新産地が台頭した背景が分かる!
☑知覧茶について学べる!
1.お茶の国内生産量2位は・・・鹿児島!
お茶所、と聞いて多くの人が思い浮かべるのは「静岡」だと思います。
でも、ここ数年かなりの勢いで成長している産地があります。
それが、
鹿児島
です!!
最近、鹿児島形のお茶が増えてきたと感じてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
その生産量は今や、静岡に次ぐ2位!
全国の3割を生産するまでになっています。
では、2019年6月に発表された最新データを見てみましょう。
※平成30年農水省作物統計より
産地別のランキングで見ると、静岡と鹿児島で、全体の7割以上を生産しています。
他の3位以下の生産量を圧倒しているのが分かるかと思います。
また、栽培面積と生産量の関係で見ると、圧倒的に鹿児島の生産効率が良いことが伺えますね。
加えて、近年の鹿児島の成長性を見てみましょう。
鹿児島茶業会議所の資料からです。
全国に占める生産量に占める割合は、平成22年から全国比率で4%ほど高まっています。
一方で、静岡の生産量は2%弱減少しているのです。
もはや、長年言われてきた「静岡・宇治・狭山」の三大ブランドに割って入ってきているといっても過言ではありません。

おいしいお茶産地が増えてくれるのは嬉しい!
けど反面、埼玉県人としては負けられない!という危機感も沸いてくる・・・
2. お茶の国内生産量で、なぜ今鹿児島がのびているのか?
なぜ、ここ最近鹿児島茶が伸び始めているのでしょうか?
大きく、以下の3つの理由が考えられてますね。
②産地の環境がとても良かったから
③東日本大震災が契機にも
それぞれ見てみます。
①本格的にブランド化を始めたのが1985年と遅めだったから
鹿児島のお茶の歴史をさかのぼると、江戸時代の薩摩藩まで遡ります。
薩摩藩によって栽培が奨励されはしたものの、あくまで奨励レベル。
実際に生産量を伸ばすことができたのは、だいぶ先、戦後になってからでした。
1975年頃から増産の流れがようやく始まります。
しかし、ブレンド茶が主流のお茶業界では、「鹿児島」の名前が使われることなくブレンドされて終わっていきます。
その流れを変えるべく「かごしま茶」のブランド化に踏み切ったのが1985年のことでした。
それから20年、30年経った今その勢いがますます加速を見せている状況です。
②産地の環境がとても良かったから
鹿児島の環境的な強み。
それは、年間を通して温暖な気候で、日照量も多い事。
このことから、通常年間3回程度しか収穫できないところ、
鹿児島では年5回!収穫できます。
また、温暖なため収穫開始も早く、静岡よりも早く新茶を発売できます。
新茶の走り役として「走り新茶」なんて呼ばれていますね。
こうした恵まれた環境で育ったお茶自体も高品質でおいしいと評判です。
③東日本大震災が契機にも
また、消費者心理の面で大きかったのが、東日本大震災。
これがきっかけで、放射能汚染が不安視され東の産地が一気に売れなくなりました。
茨城のさしま茶。
埼玉の狭山茶。
なにより、静岡の静岡茶。
これらの減った需要をカバーしようと、鹿児島の産地へ販売比重を変更する流れが加速したのです。
結果として、現在でも鹿児島茶を飲む人が増えたのが現状です。
3.お茶の国内生産量2位の主要ブランド「知覧茶」
一口にかごしま茶といっても、多くの産地があります。
その中でも有名どころと言えば「知覧茶」ですね。
かごしま茶というよりも、「知覧茶」で馴染んでいる方も多いかもしれません。
知覧茶の特徴は、
☑農林水産大臣賞など、数々の賞を受賞
☑町内北部が、寒冷気候を生かした上級茶葉、中南部では機械化による低コスト栽培が進む

手軽に手に入る知覧茶としては、以前記事でもレビューしましたが、Amazonの高評価品が思った以上におすすめ!
以前まとめた、この商品のレビュー記事はこちら⇊

ぜひまだ飲んだことが無い人にお勧めしたいですね♪
本日は以上!
では、ごゆるりと~。
※2020年1月28日追記⇊
2019年11月に農水省より発表された「茶をめぐる情勢」から、生産量に関する部分を整理してまとめました。
よろしければ、ご参照ください。

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