皆さん、こんにちは。
お茶活動家、ちくわん(@ryounokanousei)です!
さて、今日は皆さんが一度は聞いた事があるであろうお茶の品種
やぶきた
について、なぜこんなにも広まったのかをまとめていきます。
この記事を読むと、
☑お茶の生育スピードと寿命までの長さが分かる
☑やぶきたの優良性が分かる
1.やぶきたが増えていった、クローン的茶葉の増やし方
お茶の木って、どのように増やしていくと思いますか?
普通に種を採取して、新たにまいてそれを育てて・・・
なんて思っていませんか?
実は、お茶はそのような増やし方をしてしまうと、同じ品種を増やすことができないんです。
どういうことかと言いますと、簡単に言えば、
同じ品種同士では種ができないから
なんですね。
専門用語では、「自家不和合性」なんて言ったりします。
同じ品種を掛け合わせることができず、異なる品種同士を掛け合わせるしかない。
そうなれば、当然新たな種は、元の茶とは異なる性質を持つお茶になります。
さて困った。
そこで行われたのが、
挿し木
です。
これによって、同じ品種の茶の木が増えていき、その結果、品質も保ちやすいお茶が作れるようになったそうです。
そして、その品種で「やぶきた」が選ばれたことで、一気に全国にやぶきたが広がっていったんですね。
2.お茶が育つ長さが、やぶきたをロングヒットさせた
さて、やぶきたが全国に広がった理由はこれだけではありませんよ。
お茶の木が、苗を植えてから収穫できるまでに生育するには、どれほどの歳月が必要でしょうか。
ある程度の幅を見て、3~5年とされています。
植えてから、少なくとも3年は見なければいけないのです。
結構忍耐が必要ですよね。
それでいて、お茶の木の寿命って、めっちゃ長いんです。
良く言われる経済的に価値が産める期間としては、
30~50年
と言われたりしますね。
3.やぶきたが広がったのは、その優良性がすごいから
さて、そんな優良なお茶の品種を求め続けて生まれたのが、「やぶきた」でした。
1908年に、杉山彦三郎という人物が発見したのが最初とされています。
大きなポイントとしては2つ。
4.やぶきたがヒットした理由まとめ
改めて、やぶきたがここまで広がるきっかけになった要因をまとめます。
2)お茶の木は、少なくとも30年付き合う必要があり、リスクが少ない品種が求められたから
3)「やぶきた」は味の面でも栽培の面でも、他にはない優位性を持っていたから
やはりこの安定力を知ると、今後もそこまで急速には状況は変わらないだろうなと感じます。
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