【読書レビュー】『重ねる、暮らし』(内田彩仍)から学ぶ自分らしいシンプルライフの作り方【後半】

内田彩仍 シンプルライフ 読書感想

常滑焼 急須

皆さんこんにちは!

お茶活動家のちくわん(@ryounokanousei)です。

 

先日まとめた内田彩仍さんのシンプルライフ内容の続き、後半です。

この記事を読むと、以下のようなライフスタイルへの気づきが得られます。

☑食事を彩る器への考え方が深まる
☑「叱る」ことの大切さを知れます
☑気落ちした時の、元気の取り戻し方を知れます
☑家族と豊かな時間を過ごす考え方を知れます
前回の記事はこちら⇊
【読書レビュー】『重ねる、暮らし』(内田彩仍)から学ぶ自分らしいシンプルライフの作り方【前半】
内田彩仍さんの生活スタイルがお好きですか?この記事では、その著書より、内田さんの生活を深堀りしています。よければ、ぜひご一読ください。

レビューする書籍がこれです⇊

後半も心地良くて、わくわくするものばかり。
早速、見ていきましょう!

1. ~内田彩仍さん流~器を大切にすることで、食卓から豊かになる

 内田さんの、器への考え方は、聞いていて心がほくほくしてきます。

まず、北欧デザインの食器。
内田さん自身が、北欧へ旅したのがそもそものきっかけなんだとか。

訪問する先々の家庭には、お庭にリンゴの木があったり、小さな畑があったり。
誰しもが自然に寄り添って暮らしていたそうです。

また、北欧で知り合ったご友人のサマーハウスを訪れたとき、
毎日使っているはずなのに、食器にひびや欠けはなく丁寧に手入れされているのが、ひしひしと伝わってきたんだと。

北欧の旅を通じて、自分たちで暮らしを整えることの豊かさを痛感した内田さん。
自然の景色を彩った北欧食器を使うことで、そんな思いを思い出させてくれる。
大切なアイテムなんですね。

内田彩仍 シンプルライフ

でも、内田さんの日常の食卓のベースデザインは、

「白」!

これは僕も好きなので、大変共感します。

白は、食材の美しさを引き立ててくれます。
主役ではなく、わき役の存在感ですね♪
また、内田さんはそんな白ベースの食卓の中に、ほんのり色のあるお皿を入れるそうです。

一昔前までは、温かみのある粉引きなどの陶器を使っていたけれど、
手入れの時間を料理に回したり、お母さんから「重たいね」と言われたことから、
徐々に「磁器」に移行している模様。

内田彩仍 シンプルライフ

 ハレの日には、こんな陶器のお重なんかも使用。
おしゃれーーー!普通に欲しくなりますね。

内田彩仍 シンプルライフ

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2. ~内田彩仍さん流~ お茶に込められた、自分を「叱る」大切さ

 内田さんが20代の会社員時代。

上司にお茶を出したら、「まずい」と言われ流しに捨てられ叱られたことがあったそうです。
今思えば、お湯を入れてから待たずに注いでしまったため、薄かったと思う。
緊張して、速く済ませてしまおうと、ただ「こなす」ことに集中してしまっていた。
美味しく飲めるように、など全く頭になかった。
そんな風に語っています。

こういった「お叱り」は、実はそれがあって初めて気づくこともある貴重なものだと、
今しみじみ内田さんは感じています。

内田彩仍 シンプルライフ

 人を叱るって、自分がいざやろうと思うと、ものすごくエネルギーを使います。
相手のよくないところを指摘するのは、言われる側よりも心を痛めることだってあります。
だから、叱ってくれることには感謝しかない。
内田さんは、そう語ります。

また、年齢と共に、人間は「叱られる」ことがどんどんなくなっていきます。
だから、徐々に、

自分が自分の叱り役

にならないといけない。
色々な事に目を配り、自分の至らなさにしっかり気づく。

そんな心持ちで過ごしてらっしゃるそうです。

頭が下がりますね。

3. ~内田彩仍さん流~気落ちした時に、「元気な人」に会いに行こう

 基本は前向きな内田さんですが、時にはやっぱり行き詰ってしまったり、落ち込むことも。
そんな時の内田さん流・気持ちの切り替えかたは、

元気な人にあうこと

だそうです。
信頼している心通う人に直接会うと、心がさっと晴れて、パワーをたくさんもらって帰れるんだと。

主婦の友達。
ショップのオーナーさん。
仕事に誇りをもってる知人。

みんな、何かしらの苦労やつらい事を抱えていて、結局はお互い同じだと気付く。
でも、目の前の人は頑張っている。
その事実が、内田さんをまた前向きにさせてくれるんだそうです。

直接会いに行くとき、必ず手土産をもって会いに行く、というところが内田さんらしい、素敵なアクションだなと感じます。

内田彩仍 シンプルライフ

 なお、内田さん曰く、それは時に画面の中の人だって良いそうです。
一人で考え込むよりは、誰かの力を借りて。

変に重くなりすぎないようにケアできる、そんな内田さんスタイルが、素敵ですよね。

僕の現状で考えると、イケハヤさんやマナブさんでしょうか。
お二人には、本当に毎日元気をもらっています。

4. ~内田彩仍さん流~家族との時間を大切にする、ささやかな幸せ

 さて、最後にご紹介するのは、内田さんのご家族への考え方です。

まず、内田さんのお父さんへ。

内田さん自身が足を悪くしたことで、お父さんが心配して家に来てくれることが定番となっているそう。
そのため、お昼になんてことの無い、ご飯とお味噌汁、煮物などを出したら言われたのが、

「おまえ、こんなお味噌汁を毎朝(夫に)出してやれ」

との一言。

「毎日つくっているよ」

「そうか…」

大人になって、別々に暮らすようになっても、お父さんの中では娘のまま。
毎日味噌汁を作っている姿なんて想像していなかった。
内田さん自身、自分の暮らしに追われるばかりで、たまに会った時には深い話などすることもなかったそうです。

そんな事にお互い気づけた今だから、より素直な関係になれて。
内田さんは、お父さんが来ると、必ずだしを取ってお味噌汁を作るようにして、
ほんの少し手間をかけた料理を必ず作る。
共に、何気ない時間を大切にできるよう、過ごしています。

内田彩仍 シンプルライフ

 次に、旦那さん。

ご夫婦の関係が理想的なんですよね。

お子さんがいない内田さんご夫婦は、お出かけは旦那さんと一緒に、が多い。
朝と夕方は、コーヒーを飲みながら何気ない会話をする。
問題は、二人で話し合って決める。

でも、そんな夫婦だって長年一緒にいれば、お互いのダメなところも見えてきます。
そんな場合に際して、内田さんは言います。

でも、そんなことはお互い様だから、いつも思いやりを持って過ごせたらと思います。「洗濯物を干してくれて、ありがとう」とか「今年は一度も風邪をひかなくてよかったね」とか。ささやかなことだけれど、日々感じた「いいこと」を口に出して伝えています。

内田彩仍 シンプルライフ

 いくつになっても夫婦として成長していけるよう、歩んでいけたらと思います。
そんな風に、結んでいます。

夫婦お互いが、リスペクトし合っている関係性なのがひしひしと伝わって、理想的な夫婦とは、この二人のことじゃないかと思わされます。

お出かけの際には、色違いのchabbitタンブラーを二つ持っていくんだそうですよ。
かわゆいです。

5.まとめ

内田彩仍さんのシンプルライフ、いかがでしたでしょうか。

自分の成長を前提に、他者への愛に満ち満ちてるのが、著書を読みながら本当にひしひしと感じ感動しました。

今回その一部だけでも伝わっていたら、嬉しいです^^

本日は以上!

では、ごゆるりと~。

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